こたつが家族の中心にあります

日本では昔から、こたつが冬の暖を取るための大切な器具でした。こたつがある部屋に家族全員が集まってきますから、自然と会話が生まれるのです。私が子供の頃には、家族全員がこたつに入って毎晩テレビを見ていたものです。私の家族は、父親と、母親、私と弟の4人家族で、男が3人いましたから、みんなで見るテレビと言えば、プロレスリングやプロ野球中継が主でした。プロレスリングを見ていて、応援する選手は当然日本人の選手で、その選手が、外国の選手を倒すところがおもしろくて毎週見ていたものです。当時の日本のプロレスラーは皆、得意技を持っていて、その得意技が出るとだいたい勝負が決まるのです。私達兄弟も、プロレス中継を見ているとつい興奮して、よくプロレスごっこをしたものです。兄である私の方が体格が良かったので、プロレスごっこでは必ず私が勝っていました。


弟は、プロレスで負けるとよく泣いて、母親に助けを求めるのです。そして、結局兄である私が母親からしかられて、プロレスごっこは終了するのでした。プロ野球中継でも、お気に入りの球団がありました。プロ野球は春から秋にかけて中継されていましたので、こたつにあたることはほとんどありませんでしたが、私の実家では、こたつをテーブル代わりに使っていましたから、年中居間に置いてあったのです。そして、テレビを見る時には必ず決まった場所に座って見ていたのです。当時のプロ野球中継は、ほとんど同一球団の試合でしたから、子供たちの9割方はその球団のファンでした。当時のその球団は、強打者が揃っていて、ものすごく強かったことを覚えています。中でも、サ-ドを守っていた選手や、ファーストを守っていた選手がよくホームランを打ち、とても好打者でしたから非常に人気が高く、私もその二人の打ち方を真似していました。プロ野球中継があるのは、決まって夜の時間帯でしたから、母親からは宿題をしなさいとよく注意をされていました。私達兄弟は、自分たちの部屋を与えられていましたが、子供部屋はなんだか寂しいし、家族が集まっている居間から離れたくなかったのです。


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